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各地で猛暑日を記録 1週間の熱中症搬送、全国で5,467人に

各地で猛暑日を記録 1週間の熱中症搬送、全国で5,467人に

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24日は、愛知・豊田市で35度を超えるなど、各地で猛暑日を記録した。熱中症とみられる症状で病院に運ばれた人も大幅増。25日以降も猛暑日となるところがさらに増えるとみられているが、実は夜間の室内にも、熱中症の危険が潜んでいることがわかった。4日ぶりの真夏日となった24日の東京都心。街の人からは「温度差が10度以上ありますと、ちょっと、慣れないですね」、「汗が、きのうまでは引いてたのに、汗だくですね」といった声が聞かれた。23日までの涼しさから一転、愛知・豊田市で35.8度を観測したのをはじめ、全国の半数を超える472地点で真夏日となるなど、再び夏本番の暑さとなった日本列島。こうした中、熱中症の猛威が勢いを増している。24日、総務省消防庁は、16日からの1週間に熱中症で救急搬送された人が、全国で5,467人にのぼったことを発表した。前の週から2倍以上の増加で、2週間前に比べ、6倍近くに急増した。暑さが戻った東京では、府中市の東京外語大学で、アメリカンフットボール部員4人が、練習中に熱中症の症状を訴え、救急搬送されるなど、24日午後9時現在で、救急搬送された人が27人にのぼっている。熱中症から身を守るにはどうすればいいのか。実は日中の屋外だけではなく、注意が必要な場所と時間帯があるという。慶応義塾大学理工学部・伊香賀 俊治教授は「朝よりもむしろ、夜の方が、逆に温度が上がっているんですね」と話した。伊香賀教授が2011年、都内の集合住宅内の温度変化を調査した際の画像からあることがわかる。午後5時、外気温が35度なのに対し、室内の温度は30度。しかし、翌朝午前5時に、外気温が29度まで下がったにもかかわらず、室内は30度以上のままと、室内に込もった熱で、逆に温度が高くなっているのがわかる。慶応義塾大学理工学部・伊香賀教授は「コンクリートの建物は温まりにくいんですが、なかなか冷めにくい。さらに湿度も夏は高いですから、非常に蒸し暑い状態が朝まで続きやすい」と話した。都の監察医務院によれば、2011年の東京都内の熱中症死亡者79人のうち、その9割近い69人が屋内で死亡しており、4割近い29人が夜間に死亡していたことがわかっている。慶応義塾大学理工学部・伊香賀教授は「カーテンを閉めないよりは閉めた方が太陽の日射、入りにくいんですが、実はカーテンっていうのは窓の内側にあります。カーテンが暑くなるので、部屋の中はやっぱり暑くなりやすい。窓の外で、すだれとか縁のカーテンで、窓の外でカットする、それがまずは一番効果的」と話した。25日は、太平洋高気圧の勢力が強まり、京都や名古屋で、日中の気温が35度を超える見込みで、気象庁は東海、近畿、中国地方に高温注意情報を出し、熱中症への厳重な警戒を呼びかけている。

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